ABOUT プロジェクトについて
縄文時代より1万年以上ものあいだ、独自の生活文化を育んできた日本。
そこには、世界がまだ気づいていない、豊かな物語を持つ〈デザイン〉があります。
NHK では、全国47 都道府県にある放送局のネットワークを駆使し、
第一線で活躍するクリエーターたちとともに各地の生活文化のリサーチをはじめました。
雪国の暮らしを支えた山形の緞通、新潟・佐渡の船大工が暮らした町並み、世界最先端の富山のスポーツウエア、
山梨の繊維産業の起源というべき絹織物、静岡の〈水辺〉の暮らしにある名もない人々の工夫、
和歌山の博物学者・南方熊楠の〈収集のデザイン〉、岡山で作られるプロペラの合理的な美しさ、
福岡の祭り〈博多祇園山笠〉がつなぐもの…。
「これもデザインと呼ぶの?」と疑問を持つものがあるかもしれません。
そう、どれも、日本の普通の生活の中にあるものばかりです。
しかし、クリエーターたちにとっては、触発され、
わくわくした気持ちになって次のおもしろい物を組み立てる原動力になるものです。
それらをわたしたちは〈デザインの宝物〉と呼び、その背後にある物語とあわせて番組や展覧会で紹介します。
番組や展覧会をきっかけに、それぞれが自分の身の回りにある〈デザインの宝物〉を探しはじめるとしたら、
毎日は喜びと驚きに満ちたものに変わるのではないでしょうか。
さあ、13 人のクリエーターたちと一緒に〈デザインの宝探しの旅〉にでかけましょう。
「DESIGN MUSEUM JAPAN」
って、なんだろう?
NHK では、2020 年1 月から「デザインミュージアムをデザインする」(E テレ)という番組を制作し、
第一線で活躍するクリエーターたちに
「日本にまだないデザインのミュージアムをあなたが作るなら、どんなものを作りますか?」
と問いかけてきました。
その答えの中から、「日本各地に点在する、素晴らしい〈デザインの宝物〉を所蔵する館や組織をネットワークし、
その集合体を〈デザインミュージアム〉と呼ぶ」というアイデアが浮かび上がってきました。
日本全体が〈デザインミュージアム〉になればよい、という提案です。
「DESIGN MUSEUM JAPAN 」は、その提案を指針に、活躍中のクリエーターたちと全国で〈デザインの宝物〉を探し、
それらを番組や展示を通じてネットワークして、日本全体にひとつの〈デザインミュージアム〉を
浮かび上がらせようとするNHK の取り組みです。
日本中の多くの人に、〈デザイン〉は、実はわたしたちのまわりにあふれていて、
日々の暮らしに豊かさや活力を与えていることに気づいていただくこと。
そして、今はまだ存在しない日本の〈デザインミュージアム〉の姿についての、ひとつの提案になればと願っています。
プロジェクトの展開
クリエーターたちの各地での〈デザインの宝物〉リサーチは、まずそれぞれの地域で番組として放送。
続いて、それぞれの地域で展示(2022 年10 月~11 月)したあと、11 月30 日(水)に開幕する東京展(国立新美術館)で、
昨年度先行実施した5地域の分とあわせ一堂に会します。
また、2023 年春~2024 年にかけて、海外3 地域のジャパン・ハウス(サンパウロ(ブラジル)、
ロサンゼルス(アメリカ)、ロンドン(イギリス))での巡回展も予定しています。
-
昨年度 5地域
一戸・浜松・姫路・金沢・奄美(2021年 2~4月に実施)
-
山形
山形美術館2022年 10月12日~10月16日
-
新潟
NHK新潟放送局2022年 10月26日~11月5日
-
甲府
NHK甲府放送局2022年 10月15日~10月30日
-
静岡
静岡文化芸術大学2022年 10月17日~10月21日
-
富山
NHK富山放送局2022年 10月24日~11月1日
-
和歌山
南方熊楠記念館2022年 10月7日~11月2日
-
岡山
NHK岡山放送局2022年 10月13日~11月2日
-
福岡
福岡市美術館2022年 10月22日~10月30日
東京
国立新美術館
2022年 11月30日(水)~12月19日(月)
海外展
ジャパン・ハウス 3拠点
サンパウロ(ブラジル)、ロサンゼルス(アメリカ)、ロンドン(イギリス)
2023年 春~ 2024年